ありがとう、さようなら。
先日、8年以上飼っていた
カクレクマノミが星になりました。
実は8年以上前にお客さんにいただいたカクレクマノミで、ウチの水槽で私達やお客さんの目を楽しませてくれました。
何十回と産卵し、そのうちの1回は孵化した稚魚を育てて親子3匹でイソギンチャクで住まわせる事に成功しました。
最後の方は食欲がなくなり日に日に痩せていき、ついに寿命を全うしました。
ウチの水槽で星になった魚やエビや無脊椎動物はある時から全て天竜川のこの場所に返して手を合わせ楽しませてくれたお礼とお祈りをしています。
最初の頃はプランターの土に埋めていましたが、星になってからでも亡骸は本来住む世界(海)に繋がっている所に返してあげようと決めました。
命のなくなった生物をゴミとするのならば、ゴミの不法投棄になってしまいますが、燃えるゴミや生ゴミとして何事もなかったように処理する事がどうしても出来ません。
それに、天竜川に返す事が、わざわざ家から離れた場所まで出向かなくては行けない事となりかえって生き物を死なせないよう努力する事になると思っています。
事実、タンクメイトの相性をよく考えたり、飼育数を少なめにしたりするので滅多に死ななくなりました。
天竜川に住む生物の餌になり、バクテリアに分解されて自然に帰したい。
確かに小さな魚1匹とはいえ、それを100万人がやったら自然破壊になるとは思います。
例えば山歩き途中のお花摘み(おしっこ)だって、100万人が同じ場所でやれば自然を破壊するでしょう。
ですが、その1匹を大事に長く飼う事も大切な事だと思い、そうしています。
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