天国から地獄
プッ!(笑)
あぁ、失礼。
みなさんは、
思い出し笑いする事ありますか?
昨日久しぶりに
思い出し笑いすることがあったので書かせていただきます。
今から15年前・・・
その日、私は付き合っていた彼女の誕生日プレゼントを買いに、彼女と一緒にデパートへ行きました。
お目当ては
紺のブレザー。
今はほとんど見かけなくなった紺ブレですが、当時は流行っていました。
立体駐車場に
愛車シルビアを停め、車を降りましたが、
『
あっ! 車に忘れ物しちゃった! ごめん、先に行ってて。 』
とウソをつき、私は車に戻りました。
何も疑うことなく彼女は駐車場の外へ向かい、急いで車に戻った私は、
用意してきた
合わせ味噌の入ったビニール袋の角を、持ってきたハサミでカットし、
愛車シルビアのボンネット上に
ウンコに見えるように
ニュニュニュ~!と搾り出しました。
そして、しばらく洗車せずにいたため少し汚れていたボンネットに、
猫の足跡をまねて指でペッタンペッタンとスタンプしました。
どこからどうみても
猫が愛車シルビアのボンネットの上を歩いている途中でもよおし、ウンコをヒリ捨てご免したようにしか見えません。
その完成度の高さに満足した私は、急いで彼女の元へ向かいました。
その後、デパートでお気に入りの紺ブレを買ってもらった彼女は、
まさに、幸せの絶頂といった感じで、私もそんな彼女の嬉しそうな顔を見ていると、
これから彼女に起こる不幸な出来事を考えると楽しみで心苦しくなりました。
買ってもらった紺ブレの入った紙袋を持って、手をつなぎ駐車場に向かう私達。
エレベーターで車の停めてあるフロアに到着。
愛車シルビアに向かって歩き出します。
愛車シルビアが視界に入り、近づいていくにつれ、次第に見えてくる
味噌ウンチ。
私『
何アレ? 』
『
え? 何? 何? 』と目を凝らす彼女。
私『
あ~っ!!! 誰か、ウンチしやがった~!!! 』
隣で、
信じられない・・・といった感じで驚いている彼女。
『
くっそ! ドむかつく~!! 』
と不快感をあらわにする俳優志望の私。
私が気の毒に思ったのか、
急いで
愛車シルビアからティッシュを取り出す彼女。
『
これ絶対、猫の仕業だよ! だって足跡あるもん。 』
と、指でつけた足跡を指差す俳優志望の私。
『
ティッシュで取んな。 』
と私にティッシュを差し出す彼女。
ティッシュを受け取った私は、さも本当のウンチを取るように慎重にティッシュで味噌ウンチを掴みとりました。
そしてそれを顔の近くにもっていきニオイを嗅いだり、しげしげと眺めていると、
『
ちょっと、やめて!早く捨てて! 』と彼女。
その瞬間・・・
パクッ!!!
と、私が味噌ウンチにかぶりつき、ふと彼女の方を見ると・・・
目をカッ!と見開いてものっスゴイ顔でこっち見てる!(笑)
手にしていた紺ブレの入った紙袋をポトッ・・・と落とし固まったまま・・・
そのまま数秒が経過して、
ヤベェ、ちょっとやり過ぎたかな?と思った私は、
『
う、ウソだよ! コレ、ウンチじゃないよ。味噌だよ。 』
と、タネあかしするも、生気をなくしたまま動かない彼女。
さすがにヤバイと思った私は、
『
ホントだよ、ホントに味噌だよ! 驚かそうと思ってやったんだって! この足跡だって指で付けたんだから! 』
と、ダッシュボードから味噌の入ったビニール袋を取り出し、懸命に弁解しました。
すると、目に涙を浮かべ、引きつった顔で曰く、
『
そういう趣味があるのかと思ってショックだった・・・ 』
『 そういう趣味 』ってどんな趣味やねん!
『
私、紺ブレ買ってもらってすっごく幸せだったのに、ウンチ食べた瞬間一気に地獄に突き落とされた気分だった・・・』
と、半ベソをかきながら言う彼女。
笑いを堪えながら『
ごめん、ごめん 』と謝る私。
その彼女が
今の嫁さんです。
でもね、当時そんなに高くない紺ブレをどうしたら価格以上の価値に出来るかハムスター並の頭をフル回転させて考えたドッキリ・・・じゃなかった、作戦がコレだったんです。
一度どん底に落としてから、安心させてあげた方が喜びが大きかろう・・・グッフッフ!・・・って。
今さらだけど、あの時は本当にごめんね・・・
それから何年も一緒に笑ったり、泣いたり・・・
楽しいことも、悲しいこともいつも一緒だったね・・・
キミはいつもボクの隣にいてくれた。
ありがとう・・・
ボクは決して忘れないよ・・・
味噌ウンチ食べたあの瞬間のキミの素顔を!!(笑)
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