2016年10月19日18:17
勇気を出して初めての螺鈿細工風キーホルダー
毎度のことながらある事にず~っと夢中になっていました。(笑)
それはこれ。
(も組屋台高欄下螺鈿)
螺鈿細工です。
以前にもこちらで書きましたが、屋台の一部に装飾されている工芸技法です。
漆を塗った部分にアワビ、夜光貝、白蝶貝などの貝殻を薄くして貼り付け、その上から漆を塗ってはサンドペーパーで削ってまた漆を塗ってと何回も繰り返し、最後にサンドペーパーで平らに削りコンパウンドでさらに表面を整えツヤを出す技法なのですがかなりの手間がかかります。
今回はこの方法でキーホルダーを作ってみました。
以下その奮闘の記録です。
まずは黒檀を目指すデザインで切り出します。
今回のデザインはも組の”も”
曲線が多いのでハンドソーでは無理。
なので電動卓上糸鋸と作業台を購入。
作業場所は休日のお店の中。(笑)
慣れない工具に戸惑いながらなんとかカット完了。(写真撮り忘れ)
黒檀硬くてめっちゃ大変でした。(汗)
ドリルビットを付けたルーターで紐を通す穴を開けます。(写真撮り忘れ)
次は表面に漆を塗りますが、人によっては近づいただけでかぶれてしまうので安全な水性工芸うるしを使用。
※一週間も乾かせば耐水性もあるのでお椀の内側に塗ることも出来ます。
これを表面に塗ってはサンドペーパーで平らに削ってまた塗ってと3~4回繰り返します。
水性うるしは乾くのが2~3時間と早いのですが、乾くと水分が蒸発した分塗膜が薄くなりますので厚く塗るには何日か掛けて厚く塗っていきます。
でもどうせうるし塗るならわざわざ黒檀使う必要なかったな・・・
次は貼り付ける貝の加工。
日本料理店で板前さんをやっているお客さんに以前に頂いたアワビの殻を加工していきます。
実はインレイキーホルダー用に頂きましたが思ったより薄かったので使わずにとっておいた物です。
まさかここで役に立つとは。(感謝)
このアワビの貝殻をルーターで細かく切断して、刃物砥ぎ器で薄く加工していきます。
指の皮が削れるので指サック必須です。
薄くした貝をラジオペンチで細かくカットしていきます。
こうしてキーホルダーに貼り付ける貝は準備完了。
いよいよ表面に漆を塗って細かくカットした貝を貼り付けていきます。
水性うるしは乾くのが早いのでもたもたしているとすぐに貝が貼り付かなくなります。(汗)
なんとか貼り付け完了。
乾いたところで凹んでいる部分に水性うるしを塗っていきます。これを何回か繰り返します。
十分な厚さになったのでサンドペーパー2,000番で表面を水砥ぎして平らにします。
次は12,000番の砥石で水砥ぎします。
水砥ぎ完了したのがこちら。
まだまだ貝の部分の方が厚いのでさらに何回か水性うるしを塗ります。
これだけ厚く塗っても乾くとこんなに薄くなっちゃうんだよな~。(汗)
乾いたら再び水砥ぎしますが、この時点で二つのうち一つは途中で貝が削れて無くなってしまった部分があったので制作を中断。
先に貝を貼り付けた方にいい貝ばかり使ってしまい残った方にはあまりいい貝が残っていなかったのが原因です。(泣)
気を取り直し残った方に作業を集中。
はみ出た貝の部分をルーターとヤスリで削ってアウトラインを整え貝の削り粉をブラシで落とします。
(画像は制作中断した方)
こうして出来たのがこちら。
う~ん・・・まだ凹みが気になるのでさらに何回かうるしを塗って砥ぎ出します。
なんとかある程度平らになったかなというところでコンパウンドでツヤ出し。
そうしてついに完成したのがこちら。
紐は2mmの和風紐。
細かいところはアラがありますがなんとか完成させることが出来ました。
記念の第一号は同じも組中老の後輩にあげました。
昨年の屋台ほぐしの時に螺鈿細工の美しさに惹かれて丁度1年。
アルコールストーブShell
インレイキーホルダー
と順に挑戦してきましたが、やっとここまで来ました。
コツをつかんでもう少し早く上手に作れるようになりたいと思います。
それはこれ。
(も組屋台高欄下螺鈿)
螺鈿細工です。
以前にもこちらで書きましたが、屋台の一部に装飾されている工芸技法です。
漆を塗った部分にアワビ、夜光貝、白蝶貝などの貝殻を薄くして貼り付け、その上から漆を塗ってはサンドペーパーで削ってまた漆を塗ってと何回も繰り返し、最後にサンドペーパーで平らに削りコンパウンドでさらに表面を整えツヤを出す技法なのですがかなりの手間がかかります。
今回はこの方法でキーホルダーを作ってみました。
以下その奮闘の記録です。
まずは黒檀を目指すデザインで切り出します。
今回のデザインはも組の”も”
曲線が多いのでハンドソーでは無理。
なので電動卓上糸鋸と作業台を購入。
作業場所は休日のお店の中。(笑)
慣れない工具に戸惑いながらなんとかカット完了。(写真撮り忘れ)
黒檀硬くてめっちゃ大変でした。(汗)
ドリルビットを付けたルーターで紐を通す穴を開けます。(写真撮り忘れ)
次は表面に漆を塗りますが、人によっては近づいただけでかぶれてしまうので安全な水性工芸うるしを使用。
※一週間も乾かせば耐水性もあるのでお椀の内側に塗ることも出来ます。
これを表面に塗ってはサンドペーパーで平らに削ってまた塗ってと3~4回繰り返します。
水性うるしは乾くのが2~3時間と早いのですが、乾くと水分が蒸発した分塗膜が薄くなりますので厚く塗るには何日か掛けて厚く塗っていきます。
でもどうせうるし塗るならわざわざ黒檀使う必要なかったな・・・
次は貼り付ける貝の加工。
日本料理店で板前さんをやっているお客さんに以前に頂いたアワビの殻を加工していきます。
実はインレイキーホルダー用に頂きましたが思ったより薄かったので使わずにとっておいた物です。
まさかここで役に立つとは。(感謝)
このアワビの貝殻をルーターで細かく切断して、刃物砥ぎ器で薄く加工していきます。
指の皮が削れるので指サック必須です。
薄くした貝をラジオペンチで細かくカットしていきます。
こうしてキーホルダーに貼り付ける貝は準備完了。
いよいよ表面に漆を塗って細かくカットした貝を貼り付けていきます。
水性うるしは乾くのが早いのでもたもたしているとすぐに貝が貼り付かなくなります。(汗)
なんとか貼り付け完了。
乾いたところで凹んでいる部分に水性うるしを塗っていきます。これを何回か繰り返します。
十分な厚さになったのでサンドペーパー2,000番で表面を水砥ぎして平らにします。
次は12,000番の砥石で水砥ぎします。
水砥ぎ完了したのがこちら。
まだまだ貝の部分の方が厚いのでさらに何回か水性うるしを塗ります。
これだけ厚く塗っても乾くとこんなに薄くなっちゃうんだよな~。(汗)
乾いたら再び水砥ぎしますが、この時点で二つのうち一つは途中で貝が削れて無くなってしまった部分があったので制作を中断。
先に貝を貼り付けた方にいい貝ばかり使ってしまい残った方にはあまりいい貝が残っていなかったのが原因です。(泣)
気を取り直し残った方に作業を集中。
はみ出た貝の部分をルーターとヤスリで削ってアウトラインを整え貝の削り粉をブラシで落とします。
(画像は制作中断した方)
こうして出来たのがこちら。
う~ん・・・まだ凹みが気になるのでさらに何回かうるしを塗って砥ぎ出します。
なんとかある程度平らになったかなというところでコンパウンドでツヤ出し。
そうしてついに完成したのがこちら。
紐は2mmの和風紐。
細かいところはアラがありますがなんとか完成させることが出来ました。
記念の第一号は同じも組中老の後輩にあげました。
昨年の屋台ほぐしの時に螺鈿細工の美しさに惹かれて丁度1年。
アルコールストーブShell
インレイキーホルダー
と順に挑戦してきましたが、やっとここまで来ました。
コツをつかんでもう少し早く上手に作れるようになりたいと思います。