掛塚のしがない床屋６代目

『イカゲーム』（全９話）
韓国ドラマ。Netflixで観ました。
以下、自分なりのあらすじです。

多額の借金を抱え、仕事も失い、一緒に暮らす高齢の母のスネをかじる日々を送るギフン（イ・ジョンジェ）。
ある日、無断で持ち出した母のキャッシュカードから引き出したお金で興じたギャンブルで大勝ちをするも儲けたお金をスリに奪われてしまう。
その日は別れた妻と一緒に暮らす一人娘の誕生日。わずかなお金で父親らしく娘の誕生日を祝ったものの、自分の惨めさにうなだれている時に現れた一人の男。

『ゲームを数日やれば大金を稼げます。』

男の誘いを怪しんで断るギフン。しかし母の持病の悪化を知らず、支払う治療費も無いことを知りゲームへの参加を決める。
麻酔で眠らされ連れて来られた部屋で目が覚めると、そこには同じように連れて来られた自分を含め４５６人のゲーム参加者がいた。その中にはかつての親友サンウ（パク・ヘス）とギャンブルで儲けた金を奪ったスリの姿も。
大金を賭け６日間の命を懸けたゲームが始まる・・・


以下、感想です。
ほぼ『カイジ』ですがそこに若干の『神様の言うとおり』を混ぜた感じです。
謎の組織が借金に困窮する人間へ大金をエサに秘密裏に行っている命を賭けさせたゲーム。
ゲームは韓国の子供達が昔遊んだ遊びが主ですが、ある時は個人戦、ある時はチーム戦、またある時は二人1組。
途中で抜けることは許されず、ゲームに負けた者は容赦なく殺されます。
参加者が一人減るたびに１億ウォン（日本円で約１千万円）づつ増える賞金。
自分が生き残るためには他者を蹴落とさなければならず、人間の本性が剥き出しのシーンが多々あります。
第６話のゲームはとても絶望的で残酷ですが、かなり感動しました。
毎回次はどんなゲームかハラハラしますし、『このゲーム、自分だったら生き残れるだろうか？』と考えながら観てしまいます。
最終回で明らかになるある事実。最後まで楽しめます。

残酷なシーンもありますが、そういうのがどうしてもダメだという方以外にはおすすめのドラマです。
タイトルの『イカゲーム』がどんな遊びかも観てのお楽しみ。


それにしても、韓国の通過って日本の１０倍表記だから一瞬とんでもない金額に感じますね。
１００万ウォン？！　あぁ、なんだ１０万円か。ってな具合に。

でもそれ言ったらアメリカ人も１００万円？！　あぁ、なんだ１万ドルか。って感じているのだろうか・・・（笑）