掛塚のしがない床屋６代目

螺鈿細工風アクセサリーに使う夜光貝、クマドリのカットが無事に終わりました。

クマドリと言っても鳥の方ではなく歌舞伎の『隈取（クマドリ）』の方。



ネットで見つけてカッコいいなぁと思ってこれにしたのですが、少し調べてみたらこの隈取は『茶隈（ちゃぐま）』という種類で、妖怪や精霊や悪霊などの役に使用される隈取だそうです。

実は歌友の東ちゃんに頼まれたのですが、以前購入していただいた隈取デザインの螺鈿細工風ペンダントをご自身が身に着けている時にお客さんの目に止まったらしく、『私も欲しい。』と言われたそうです。

隈取はカットに手間が掛かるので二度と作るまいと思っていましたが、あれからもっと手間の掛かるデザインをカットしてきたせいか、やってもいいかな〜と思ってカットしてみました。（笑）
それに久しぶりに自分もワクワクするデザインでカットしてて楽しかったです。

ここからヤスリで削って仕上げたらまた画像公開させていただきます。


あと、ウクレレデザインのベースの木材の準備が出来ました。

貝は夜光貝、木材は黒檀を使用。
糸ノコを使ってフリーハンドでカットしているので細かな乱れは味です味。（笑）
ネックの部分、弦が見えるように色々と考えてみましたが、どれも納得いかないのでそのまま。弦は心の目で見ていただきます！（キリッ！）

もひとつ、昨夜から螺鈿細工風祭り木札の貝の貼り付けを開始しました。

今年は接着剤を使わずにカシューで貼り付けてます。この方がいい仕上がりになると思いますが私の身体はシンナーでボロボロになるかも。（笑）

ただ、今年は色々と忙しくて作業が遅れていますので木札もペンダントも数は少なくなります。(^_^;)