リニューアルOPEN!

カテゴリー │仕事のこと

昨日、私が修行したお店のプレOPENに行ってきました。
リニューアルOPEN!








今から19年前の丁度今頃から、




理容学校に通う私が月に1回、日曜日にお手伝いに行ったのがこのお店との出会いでした。






初めて他所のお店に行く事を心配している私に、5代目が安心させるためか、









『 だ~いじょうぶだ、心配しなくても! そんな初めてのヤツに仕事なんてさせてもらえないから。 せいぜい床掃除とタオル洗いくらいだよ。 』










と、言われ翌日安心してお店に行ったのですが・・・













まだ幼稚園くらいの子の丸刈りを二人と、顔剃り、シャンプーをさせられました。(汗)






その幼稚園の子がお帰りになった後、お店の奥さんと先輩が寄ってきて、










『 今の子よくシャンプー出来たね~! 』









と言われ、当時自分のウチでもシャンプーも顔剃りもしていた私が???という顔をしていると、













『 あの子いつもシャンプー嫌がって出来ないだに。 』と。











そういうのは先に言って下さい!




どうりで『 じゃあ、シャンプーするね~。 』って言った時に、怯える目で私を見てたんだよな。納得・・・ごめんね。








一日お手伝い、勉強させてもらって4,000円もいただいてしまいました。


お金なんていただくつもりはまったくなかったのに・・・


でも、嬉しかったなぁ・・・あの4,000円。






それから理容学校を卒業して、そのお店『 Cut Club ニューアロハ 』で5年間住み込みで修行させていただきました。



当時、1年目はシャンプー、2年目は顔剃り、3年目はカット、と順を踏んでステップアップしていくのがこの業界の常識だったのですが、


マスターの考えは、『 他人が100人カットするうちに1,000人カットしろ! 』という教育方針で、4月に入店した私はその月のうちにカットまでやらせていただきました。


そして、その年の8月にはパーマのお客様を1人でやらせていただきました。





マスターの『 全ての責任は俺が持つから思い切ってやれ! 』という言葉と、理解あるお客様のご協力に安心して技術を練磨させていただきました。



良きマスター、奥さん、先輩、後輩に恵まれてアッというまに過ぎた5年間でした。







初めてカットさせていただいたお客様は当時高校生だった鈴木君。



最後にカットさせていただいたお客様は予想屋だった那須田さん。




一生忘れないと思います。










そんな思い出のいっぱい詰まったお店がマスターの息子さんが修行から戻って、今回のリニューアルOPENとなりました。
リニューアルOPEN!

リニューアルOPEN!
初めて会った時は小学2年生だったのに・・・立派になって・・・


スーパーファミコンのエキサイトステージでサドンデスで負け、怒れてリセットしてしばらく本気でケンカしてたっけな~






えぇ、同じ土俵にあがりました。小学生と・・・(笑)





リニューアルOPEN!

リニューアルOPEN!



リニューアルOPEN!
『 fornace FARO(フォルナーチェ ファロ) 』で作っていただいたオブジェもお店の雰囲気にピッタリです。

このオブジェを製作してくれたたんたんさんの面白いブログはこちら

『 灯台もと暮らし~西伊豆ガラス工房 徒然日記~ 』




リニューアルOPEN!
今も当時も頼れる先輩。

新しいフロアに醤油をこぼして責められ凹んでいました。

あ、ちなみに落語家ではありません。






昼間からビールやワインをご馳走になり、さらに美女に囲まれゴキゲンな私の舌も摩擦係数0といった感じで滑らかに回ります。






リニューアルしたけど、少しだけ面影が残るお店。寂しくなんかありません。


これから親子2代、4人でがんばって地域一番のお店になっていく、そんな気がします。







もし、そうなって・・・














車で5,6分程の距離にある私のお店を脅かす存在になった時は・・・
















全面戦争です。(笑)




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この記事へのコメント
かとさーさん。

こんにちは
いいお話読ませていただきました。
素敵なマスターですね。かとさーさんもいつか育てる立場となったとき、きっとマスターと同じ教育方針でいくんでしょうね(^^)
Posted by はるうら。はるうら。 at 2009年09月29日 17:06
修行ねー懐かしいなー

僕が高校生の時に門を叩いた

うちの親方はもう亡くなっていないけど

厳しかったなー、殺されるかと思ったもん

現場を離れると急に優しくなったっけ

いや~久しぶりに思い出しました
Posted by ヤスケ at 2009年09月29日 21:26
☆☆はるうら。さんコメントありがとう!!


マスターと同じ方針なんてとてもとても!(汗)

一人前になればなるほどそれがスゴい事だって解りました・・・

スタッフに任せるのって絶対勇気いると思います。
嫌な思いをして来なくなってしまうお客様もいらっしゃるとおもいます。

でも、それはしょうがない。来てくれるお客様を大切にしよう。という感じで、『 お前のせいで来なくなった 』とは絶対に言いませんでした。

もしこの先、スタッフの力を借りることになった時には、自分も修行だと思ってがんばります。



☆☆ヤスケさんコメントありがとう!!


殺されそうになったって・・・厳しかったんですね~(驚)

現場を離れると優しくなる・・・
メリハリのついた方だったんですね。

私の先生もプライベートでもよく遊びに連れて行ってくれました。
一緒にスノーボードに行ったり、釣りに行ったり。

メリハリは大事だと思います。
Posted by 6代目かとさー6代目かとさー at 2009年09月29日 21:38
全面戦争、見たい!
Posted by ゆめパパゆめパパ at 2009年09月29日 22:49
ゆめパパさんコメントありがとう!!


多分、開戦後まもなくウチが負けると思います。(笑)
Posted by 6代目かとさー6代目かとさー at 2009年09月29日 23:08
あそびに来ましたよ~。篠ヶ瀬の準?二代目です。

ホントいい感じの店になりましたね。まるで美容室?
たっくんも立派になって...ビックリ!

そして6代目さんも初日からお客様を任せられたなんてさらにビックリ!!
僕は超ダメ弟子でいつもマスターの怒りを買っていました。

いま僕もスタッフを育てる立場になったらマスターがどれだけガマンしていたか分かるようになりました。
やっぱり偉大な人ですね。

全面戦争になったら楽しそうなので僕も○ロハ側に加勢して参戦したいと思います。
対6代目さんの攻略策として、いまから「ちょんまげ」の練習をしておきますね。
Posted by B.BERRY at 2009年09月30日 08:40
 おはよーさんです

その アロハさん 少なからず 知ってます ^^

修業時代の話は みなさん いろいろありますよね。

自分も 店主になって お客様を 他人に任す事の 怖さ 忍耐強さが よーくわかります。
修業時代のお店は 特に 大事です.....と思います。

加藤さんのお嫁さんに シェービングしてもらおうかな?
いつか..........と 思い立ちました。
たまには
お客に なりたい!です^^
Posted by みっきいママちゃんみっきいママちゃん at 2009年09月30日 09:12
☆☆B.BERRYさんいらっしゃい!今日はどのような感じにしましょうか?(笑)


スタッフ育ててるんですか?(驚)


あの後、嫁さんと話したんですけど、もしスタッフを育てることになったら今の自分の技術を見られるのは恥ずかしいなぁ。って言ったら、

『 かっちゃんはいいよ~ 私だよ恥ずかしいのは・・・ 』と嫁さん。

すかさず『 え、そう? お前の方が男性も女性も出来ていいじゃん。 』と私。


お互い傷を舐めあいいい雰囲気になりました。(笑)

全面戦争になったらB.BERRYさんには是非・・・



イロハ側に加勢して下さい。


ちょんまげ共同開発しましょう!

B.BERRYさんは私がいいと言うまで目をつぶって椅子に座っているだけで結構ですから。(笑)




☆☆みっきいママちゃんコメントありがとう!!


え?知ってらしたんですか?

う~ん・・・世の中は狭いですね・・・(驚)


店主もスタッフも忍耐を学びますね。

もっとも店主の方が大変ですけど・・・

5代目も大分忍耐していると思います。(笑)


お顔剃り、人にやってもらうと気持ちいいですよね。

私もみっきいママちゃんにカットしてもらおうかな?・・・いつか・・・(笑)
Posted by 6代目かとさー6代目かとさー at 2009年09月30日 14:20
ご紹介ありがとうございます。
大切な贈り物を任せられて、うれしかったです。
そして、このオブジェを任せた時のかとさーさんの気持ちは、マスターと同じかと、、、(笑)

ガラスの溶解炉は京都の尊敬するガラス作家の方に教えていただきました。
本当に親身になってくださり、主人もそれに応えて、大層苦労してオープンさせました。

その報告に行ったら、「俺たちは多くの人に育てられた。だから、次の世代を育て上げる義務があるんだよ。」と言われました。

その方は、一人でできる工房なのに、多くの若い人をわざわざやとって、ひとり立ちをさせています。

自分にはできないな~給料払えないもん、、、と思いながらも、その言葉、今でも忘れられないでいます。
Posted by たんたん at 2009年09月30日 17:06
たんたんさんコメントありがとう!!


オブジェありがとうございました!


ガラス作家さん達は本当に大変だと思います。

私達理容師は、親の跡を継いだだけの方が多いですが(もちろんそうでない方もいます)、土地、店、全てそろった状態で引き継ぐわけですから金銭的苦労や、自作の苦労はあまりありません。

お店が終われば、火を落とし、真っ暗にして自宅に引き上げることが出来ます。

ガラス作家さん達は、溶鉱炉の火を消すわけにはいかず、常に灯油で火を起こしているんですよね?
経費の面を考えてもその大変さに頭が下がります。

今でも、私の技術の基本はマスターに見せていただいていた技術です。

最初に出会う師というのは自分の人生に大きな影響を与えることを考えると、スタッフを育てることの大変さが少しだけ想像出来ます。

こればっかりは自分と家族を食べさせてなんぼだから、家族を犠牲にしてスタッフにお給料を払うのも辛いですよね。

でも、いつかは・・・と思っています。
Posted by 6代目かとさー6代目かとさー at 2009年09月30日 17:32
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