2009年09月27日07:07
天国から地獄その2
カテゴリー │思い出し笑い
プッ!(笑)
あぁ、失礼。
みなさんは、思い出し笑いする事ありますか?
昨日、二日ぶりに思い出し笑いすることがあったので書かせていただきます。
今から18年前・・・
私は当時付き合っていた彼女と愛車シルビアで夜のドライブに出掛けました。
この日のためにレンタルショップで彼女の好きなCDを10枚も借りて、車で聴きながらドライブを楽しんでいました。
特に行くあてもなかった私達は、やがて、次は何処に行こうか?という話になり、私が
『 何処か行きたい所ある? 』
と聞くと、
『 細江公園の夜桜が見たい! 』と。
時計を見ると午前0時を少し過ぎたとこ・・・
ここから20キロ以上あるじゃん!しかも雨降ってるし・・・
と若干の反論をするも譲らない彼女。
しかたなく聴いていたCDをT-SQUAREの『 TRUTH 』に替え細江公園を目指す私。
小気味良いエキゾーストノートを響かせ、愛車シルビアのエンジンがうなりをあげ堤防を加速します。
セカンドで6,000rpmまで引っぱりサードにシフトアップ!
シフトノブを握る私の左手に愛車シルビアもNAらしい素直なレスポンスで応えます。
フロントガラスに当たる雨もいつしか小止みになり聞こえるのはテンポのよい音楽とエンジン音のみ。
前後に車の姿はなく、世界にいるのは私達だけなのではないだろうか?
そんな錯覚さえ覚えます。
ステアリングを握る手も軽く、いくつかのコーナーを高速で走りぬけ、直線に出たところでスピードメーターを見ると110キロ。
視線を前に戻し、確かこの先にR150程度の堤防を下りる緩やかなカーブが・・・
うおっ!!!
急に目の前に現れた下りカーブ。
早い!早すぎる!!!
いつもの3倍のスピードで現れた感じがする。
あせって急ハンドルを切ろうとするも、
自動車学校を卒業して丁度1年の私の脳裏に、教官の言った言葉がよみがえります。
教官『 急ハンドルを切るとスピンするから気を付けろ! 』
ありがとう教官。
私は愛車シルビアがスピンしないよう3センチほどハンドルを右に切った。
途端にスピンして後ろ向きにカーブに突っ込む愛車シルビア(笑)
そのまま道を外れ堤防の下へ転がり落ちる愛車シルビアと私達。
メキッ! メキャッ! ガシャンッ!
と嫌な音を立て堤防を転がり落ちる愛車シルビア。
やっと回転が止まり、運転席側を下にして立った状態の愛車シルビア。
やっちまった~!!!
色々な考えが頭の中をグルグル回り、絶望のどん底に突き落とされた気がして、そうだ! 彼女は無事か?!
と、助手席の彼女の方を見上げると・・・
シートベルトにぶら下がってる!(笑)
さながらそれは、パラシュートで降下途中に気絶、着地に失敗して樹に引っ掛かった高所恐怖症の空挺部隊のよう。
とりあえず、真っ青な顔で呆然とする彼女を下(運転席側)へ降ろし、私は立ち上がって助手席側のドアを開けて持ち上げようとするも重くて持ち上がりません。
どうしようか悩んでいると・・・
堤防の上をたま~に通る車があるので、車が通った瞬間にクラクションをならしました。
すると、3台目でやっと1台車が止まってくれ、運転手が堤防の下へ降りてきました。
おっさん『 お~い! 大丈夫けぇ? 』
私『 あ、ハイ! 大丈夫です! それよりちょっと助手席のドアを一緒に持ち上げてくれませんか? 』
私はおっさんにお願いした。
おっさん『 なんだ? 出れないのか? 』
そういうとおっさんは私と一緒に助手席のドアを持ち上げてくれたため、私達はよじ登って車外に出ることが出来ました。
『 それじゃあ、俺は行くでな。 』と言い残し去ろうとする命の恩人。
『 ちょ、ちょっと待って下さい! この辺に公衆電話とかないですかね? 』
と聞くと、
『 バカ、あるわけねぇじゃん、こんな所に。 』と若干口の悪い命の恩人。
『 それじゃあな! 』と去ろうとする命の恩人に、
『 ちょっ、ちょっと待って下さい! 車を起こすのだけ手伝ってもらえませんか? 』とお願いすると、
『 おぉ。 このままじゃ見苦しいでな。(笑) 』
一言多い命の恩人。
いや、おっさん、そうでなくてもこっちはガッカリしてんのに、傷口に塩すり込んでどうするよ。
気を取り直して、私と命の恩人で車を20回ほど揺すって反動を付けた後、
『 じゃあ、次で起こします! せーの! 』
かけ声と共にガシャン!と元にもどる愛車シルビア。
命の恩人と顔を見合わせ『 やったな! 』 『 えぇ! 』と互いの健闘を笑顔で称えあう真夜中の二人+放心状態の彼女。
そこら中に散乱したレンタルCDを拾い上げ、口の悪い命の恩人にお礼を告げる私達。
エンジンをかけ、そのままバックで堤防を上り一路雨宿りの地『 掛塚橋の下 』に向かいます。
運転席のガラスはすでに無く、雨が容赦なく降り込んできます。(泣)
雨宿りのため掛塚橋の下で一夜を明かします。
まさか、彼女との初めての外泊が掛塚橋の下でボロボロになった愛車シルビアの中だとは思いませんでした。


その彼女が・・・
今の嫁さんです。(笑)
今さらだけど、あの時は本当にごめんね・・・
それから何年も一緒に笑ったり、泣いたり・・・
楽しいことも、悲しいこともいつも一緒だったね・・・
キミはいつもボクの隣にいてくれた。
ありがとう・・・
ボクは決して忘れないよ・・・
シートベルトにぶら下がったあの瞬間のキミの素顔を!!(笑)
芝生の坂をゴロゴロ転がるのって気持ちいけど、車に乗ったままじゃちょっと・・・って同士はクリック!
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あぁ、失礼。
みなさんは、思い出し笑いする事ありますか?
昨日、二日ぶりに思い出し笑いすることがあったので書かせていただきます。
今から18年前・・・
私は当時付き合っていた彼女と愛車シルビアで夜のドライブに出掛けました。
この日のためにレンタルショップで彼女の好きなCDを10枚も借りて、車で聴きながらドライブを楽しんでいました。
特に行くあてもなかった私達は、やがて、次は何処に行こうか?という話になり、私が
『 何処か行きたい所ある? 』
と聞くと、
『 細江公園の夜桜が見たい! 』と。
時計を見ると午前0時を少し過ぎたとこ・・・
ここから20キロ以上あるじゃん!しかも雨降ってるし・・・
と若干の反論をするも譲らない彼女。
しかたなく聴いていたCDをT-SQUAREの『 TRUTH 』に替え細江公園を目指す私。
小気味良いエキゾーストノートを響かせ、愛車シルビアのエンジンがうなりをあげ堤防を加速します。
セカンドで6,000rpmまで引っぱりサードにシフトアップ!
シフトノブを握る私の左手に愛車シルビアもNAらしい素直なレスポンスで応えます。
フロントガラスに当たる雨もいつしか小止みになり聞こえるのはテンポのよい音楽とエンジン音のみ。
前後に車の姿はなく、世界にいるのは私達だけなのではないだろうか?
そんな錯覚さえ覚えます。
ステアリングを握る手も軽く、いくつかのコーナーを高速で走りぬけ、直線に出たところでスピードメーターを見ると110キロ。
視線を前に戻し、確かこの先にR150程度の堤防を下りる緩やかなカーブが・・・
うおっ!!!
急に目の前に現れた下りカーブ。
早い!早すぎる!!!
いつもの3倍のスピードで現れた感じがする。
あせって急ハンドルを切ろうとするも、
自動車学校を卒業して丁度1年の私の脳裏に、教官の言った言葉がよみがえります。
教官『 急ハンドルを切るとスピンするから気を付けろ! 』
ありがとう教官。
私は愛車シルビアがスピンしないよう3センチほどハンドルを右に切った。
途端にスピンして後ろ向きにカーブに突っ込む愛車シルビア(笑)
そのまま道を外れ堤防の下へ転がり落ちる愛車シルビアと私達。
メキッ! メキャッ! ガシャンッ!
と嫌な音を立て堤防を転がり落ちる愛車シルビア。
やっと回転が止まり、運転席側を下にして立った状態の愛車シルビア。
やっちまった~!!!
色々な考えが頭の中をグルグル回り、絶望のどん底に突き落とされた気がして、そうだ! 彼女は無事か?!
と、助手席の彼女の方を見上げると・・・
シートベルトにぶら下がってる!(笑)
さながらそれは、パラシュートで降下途中に気絶、着地に失敗して樹に引っ掛かった高所恐怖症の空挺部隊のよう。
とりあえず、真っ青な顔で呆然とする彼女を下(運転席側)へ降ろし、私は立ち上がって助手席側のドアを開けて持ち上げようとするも重くて持ち上がりません。
どうしようか悩んでいると・・・
堤防の上をたま~に通る車があるので、車が通った瞬間にクラクションをならしました。
すると、3台目でやっと1台車が止まってくれ、運転手が堤防の下へ降りてきました。
おっさん『 お~い! 大丈夫けぇ? 』
私『 あ、ハイ! 大丈夫です! それよりちょっと助手席のドアを一緒に持ち上げてくれませんか? 』
私はおっさんにお願いした。
おっさん『 なんだ? 出れないのか? 』
そういうとおっさんは私と一緒に助手席のドアを持ち上げてくれたため、私達はよじ登って車外に出ることが出来ました。
『 それじゃあ、俺は行くでな。 』と言い残し去ろうとする命の恩人。
『 ちょ、ちょっと待って下さい! この辺に公衆電話とかないですかね? 』
と聞くと、
『 バカ、あるわけねぇじゃん、こんな所に。 』と若干口の悪い命の恩人。
『 それじゃあな! 』と去ろうとする命の恩人に、
『 ちょっ、ちょっと待って下さい! 車を起こすのだけ手伝ってもらえませんか? 』とお願いすると、
『 おぉ。 このままじゃ見苦しいでな。(笑) 』
一言多い命の恩人。
いや、おっさん、そうでなくてもこっちはガッカリしてんのに、傷口に塩すり込んでどうするよ。
気を取り直して、私と命の恩人で車を20回ほど揺すって反動を付けた後、
『 じゃあ、次で起こします! せーの! 』
かけ声と共にガシャン!と元にもどる愛車シルビア。
命の恩人と顔を見合わせ『 やったな! 』 『 えぇ! 』と互いの健闘を笑顔で称えあう真夜中の二人+放心状態の彼女。
そこら中に散乱したレンタルCDを拾い上げ、口の悪い命の恩人にお礼を告げる私達。
エンジンをかけ、そのままバックで堤防を上り一路雨宿りの地『 掛塚橋の下 』に向かいます。
運転席のガラスはすでに無く、雨が容赦なく降り込んできます。(泣)
雨宿りのため掛塚橋の下で一夜を明かします。
まさか、彼女との初めての外泊が掛塚橋の下でボロボロになった愛車シルビアの中だとは思いませんでした。


その彼女が・・・
今の嫁さんです。(笑)
今さらだけど、あの時は本当にごめんね・・・
それから何年も一緒に笑ったり、泣いたり・・・
楽しいことも、悲しいこともいつも一緒だったね・・・
キミはいつもボクの隣にいてくれた。
ありがとう・・・
ボクは決して忘れないよ・・・
シートベルトにぶら下がったあの瞬間のキミの素顔を!!(笑)
芝生の坂をゴロゴロ転がるのって気持ちいけど、車に乗ったままじゃちょっと・・・って同士はクリック!
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この記事へのコメント
ドマイ6代目w
おいらも昔、掛川の奥地でバックから田んぼに落ちた事あるぞw
修理に40万かかったしppp
帰りに警察に捕まり「整備不良」のキップ切られましたppp
その時の助手席の彼女は、今は嫁さんです。
おいらも昔、掛川の奥地でバックから田んぼに落ちた事あるぞw
修理に40万かかったしppp
帰りに警察に捕まり「整備不良」のキップ切られましたppp
その時の助手席の彼女は、今は嫁さんです。
Posted by smilepapa
at 2009年09月27日 10:05

smilepapaさんコメントありがとうございます!!
みんな結構やってるんですね~。
単独事故だったのが幸いでした・・・
修理代125万かかったけど・・・(笑)
みんな結構やってるんですね~。
単独事故だったのが幸いでした・・・
修理代125万かかったけど・・・(笑)
Posted by 6代目かとさー
at 2009年09月27日 21:04

おはようございます!
夜、携帯で読んでいたのですが、いい所で、途中で切れました~。マイ携帯の役立たず!
ということで朝から続きを読んでます(笑)
で、先日のコメント
「いやぁ~、うらやましい。奥様、一生退屈しませんね。」
撤回!(笑)
夜、携帯で読んでいたのですが、いい所で、途中で切れました~。マイ携帯の役立たず!
ということで朝から続きを読んでます(笑)
で、先日のコメント
「いやぁ~、うらやましい。奥様、一生退屈しませんね。」
撤回!(笑)
Posted by ママチャリ
at 2009年09月28日 09:13

ママチャリさんコメントありがとう!!
ね、言ったじゃないですか。
一生後悔するって。(笑)
ね、言ったじゃないですか。
一生後悔するって。(笑)
Posted by 6代目かとさー
at 2009年09月28日 16:08
