2012年06月20日14:14
2012年中遠支部商工会青年部合同研修会
カテゴリー │商工会青年部
6月17日(日)、18日(月)
中遠支部商工会青年部合同視察研修会に行ってきました。
17日(日)
午前8時、浅羽町商工会を出発。
天候は幸か不幸か雨。
雨男ですんません。(笑)
参加人数は事務局を含めて14名。
まず向かった先は、滋賀県長浜市にあります、
長浜浪漫ビール
気がつけばいつのまにか雨は止み、陽が出てきました。(汗)

ここで昼食を食べて、近くの北国街道沿いにあります通称黒壁スクエアを散策します。
この辺りの建物の壁は黒に近い色で統一されており、古い町並みと新しいお店が黒い壁を基調にして違和感なく融合しています。
海洋堂フィギュアミュージアム黒壁で、等身大?ケンシロウと2ショット。

以外と細身でビックリ!(笑)
その後、曳山博物館へ。

ここには実物の曳山が展示されており、その大きさと豪華絢爛さにビックリしました。
さすが豊臣秀吉が統治したまち。
400年前に秀吉の築いた長浜城のお膝元として長く栄えてきたのがよくわかります。
黒壁スクエアを後にした我々が向かったのは、本日の宿『 京都祇園ホテル 』
荷物を置いたらすぐに近くにある清水寺に出発。

ここに来るのは中学校の修学旅行依頼です。
参道のお店は多くの観光客で賑わっていました。
25年ぶりに清水寺の舞台から下を覗き込みますが・・・まったく恐怖感を感じません。
あっれ~? 中学の時はもっと高く感じたけどなぁ・・・

股間がスースー感じるのを楽しみにしていた私はちょっぴりがっかり。
改修工事をしていたので見られない所も多々ありました。
清水寺から八坂神社を経由して歩いてホテルに帰りシャワーを浴び少しゆっくりしたら夕飯を食べに出発です。
祇園四条通りを西に向かい鴨川を渡ると、
京都の夏の風物詩『 納涼 床 』が見えてきました。

鴨川沿いに川床を作り、そこで涼みながら食事が出来る京都鴨川の名物です。
その中の一店『 先斗町 いづもや 』にて懐石料理を楽しみます。

雨が降ってたら室内で夕飯だったと思うと・・・雨じゃなくて・・よ・よかった・・です・・(悔)
そこで約2時間、京都の料理と風情を楽しんだ後は自由行動です。
京都の街をぶらぶら歩いてお土産を買ったり、ラーメンを食べたり、路地マニアに付き合って路地めぐりをしたり(笑)して午後10時45分にホテルに着。


疲れていたのか午後11時には就寝。
18日(月)
朝8時ホテル出発。
9時、農事組合法人ハイテクファームに到着。

園部町にありますここは、ナトリウムランプを使い、日照時間や天候に左右されず、周年、サラダ菜、レタス等の葉菜類およびハーブ、草花の苗等を工業的に計画生産できる完全制御型植物工場です。
農業を工業的考えに置き換えて栽培収穫をしようというその試みは非常に楽しみでした。

が、私達の想像していたのはメリットだけで、実はデメリットもある事を知りました。
◎天候に左右されないので一年を通して安定した生産量で、サラダ菜だったら1日に約1,000株が収穫出来る。
(一年を通して出荷価格が一定)
◎ほぼ無菌状態で栽培する野菜(葉物)は、害虫が存在しないため農薬を使用する必要がなく、開封して水洗い無しに食用出来るほど清潔な野菜。
(水洗いによって旨みが逃げるのを防ぐ、水洗い→乾燥の工程がいらない)
△出荷価格が一定であるため、路地栽培の収穫が多い年は価格が高くなる。
(相場が下がるため)
△18年前の設備なので電気代などのコストが高い。
(現在はもう少し省エネ型の植物工場があるとのこと)

発芽したばかりのサラダ菜

収穫間近のサラダ菜
まだまだ可能性を秘めた植物工場。
将来私達の生活になくてはならない存在になるのかもしれません。
ハイテクファームを後にした私達が次に向かった先は、
大阪府にあります、サントリー山崎蒸留所

見学時間は予約制で、時間ギリギリに到着。
急いで準備してバスを降ります。
先ほどまでとはうって変わって足取り軽く入場する一同。(笑)

かくいう私もウイスキーがダイスキーなのでわくわくしながら入場します。

場内には所狭しとさまざまなウイスキーが陳列されています。

午前11時、蒸留所見学ツアーに出発。

※写真はOK、動画での撮影はNGだそうです。
場内ではガイドのお姉さんが先導して説明してくれます。


仕込み・発酵室
むちゃくちゃ暑い蒸留室(汗)



さまざまな形をした蒸留釜(ポットスチル)
胴体の部分に浮き輪のような形をした蒸留釜で蒸留すると、胴体の部分で蒸気が長い時間対流して複雑にぶつかり合うので柔らかい味のウイスキーが出来るそう。
反対に胴体の部分に浮き輪がなく真っ直ぐ上まで抜けるようになった蒸留釜で蒸留すると対流する時間が短いので力強い味のウイスキーが出来るそう。
サントリーの蒸留所はこのように複数の蒸留釜を使用している世界でもユニークな複合蒸留所です。
蒸留して出来た無色透明の原酒がニューポットと言って、モルトウイスキーの赤ちゃんのようなものです。
これを樽に詰めて熟成すると香りと色が付きます。
そして最後は貯蔵庫へ。


ずーっと向こうまで樽、樽、樽。
めっちゃくちゃウイスキーの香り。
この中にいるだけで酔っ払いそう。(汗)

1924年製造の原酒が入った熟成樽。
いったいどんな味がするんだろう?(興奮)
熟成させる樽もいろいろな種類があり、また何度その樽を使ったか?前にどんな種類の酒を熟成させたかによってウイスキーの風味が変化するので、先ほどの蒸留釜の数とブレンド割合、それらと樽の組み合わせの数を考えると・・・気が遠くなります。
ブレンダーは毎日数百種類の原酒をテイスティングして組み合わせ、さらに数年後、数十年後の味を予想出来る感性が必要なまさに匠です。
貯蔵庫を抜けるとついにお待ちかねの試飲タイム!(笑)



シングルモルトウイスキー山崎
シングルモルトウイスキー白州
シングルモルトウイスキー山崎12年
の3種類がテイスティング出来ます。
山崎と白州はハイボール、山崎12年は水割りでの試飲です。
あと全員に山崎の水、おつまみとチョコレートが配られます。
さっそく飲んでみます。
ほぉ~っ! これはこれは!
旨い。実に旨い。
山崎ハイボールは、スタンダードなウイスキーの風味を強くした感じ。
(ボキャブラリー乏しくてすんません)
白州ハイボールは、若い樹の香りとか果実のような香りの味。
あと、なんか甘酒が発酵しているような香りの味もする。
(ボキャブラリー乏しくてすんません)
山崎12年水割りは、角が取れて落ち着いてまろやかな味。
(ボキャブラリー乏しくてすんません)
全部飲んだあとで、好きな飲み方で作ってくれるというのでおかわり。
山崎ストレートと白州ストレートと阿部さんストレート。

山崎はよく飲むウイスキーの味に近いけれど、白州は特徴的な味だなぁ・・・
もちろんどちらも美味しくてみんなで回し飲みしてたら少ししか飲めませんでした。
時間になり『 ここは入れ替え制になっていまして・・・ 』とお姉さんに言われ、酔っ払う暇もなく(笑)テイスティングカウンターを後にする我々。
お土産カウンターではここでしか買えない物がたくさんあり、どれを買おうか迷ってしまいます。
酔わせた後でお土産カウンターとは・・・うまく考えておるわい。(笑)
自分へのご褒美(笑)を購入したら次の目的地へとバスは向かいます。
再び京都に戻り、向かった先は智積院会館一休庵

ここで昼食をいただきます。
広い畳敷きの部屋でいただくご飯は、やはりお寺なだけあって出てくる料理は肉を使っておらず、豆腐や大豆、こんにゃくを使った精進料理です。

肉を使っていなくてもボリュームがあってお腹いっぱいになりました。
普段冷たい豆腐は何も付けずに食べる私ですが、手作りのざる豆腐はまったりとしてほんのり甘く、塩をかけていただきましたが大変おいしゅうございました。

昼食を終えた私達が最後に向かったのは、
愛知県知多郡武豊町にあります、中部電力武豊火力発電所内
メガソーラーたけとよ


ここで次世代のエネルギーとしてその一翼を担うであろうソーラー発電について勉強します。


最初にスクリーンでソーラー発電についての説明を受けた後、実物を見るため再びバスに乗ります。

説明してくれるガイドのお姉さんが一緒に乗ってくれて、まるで旅行の最初からバスガイドとしてそこにいたかのような感覚。(笑)
バスガイド無しの旅行だったので、車内はまさに男の城。
かわいいお姉さん一人増えるだけでなぜかみんな少し照れくさそう。(笑)
こんなタバコ臭い所でごめんね・・・となぜか申し訳なく思う嫌煙家の私。(笑)
敷地内にある高さ200mの煙突。

下から見上げると東京スカイツリーを想像出来るそうです。
ただし3倍でイメージして下さいと。(笑)
広大な敷地に設置されたメガソーラーたけとよ。

縦1.3m×横1mの太陽光パネルが14万㎡の敷地に3万9千枚設置されています。
パネルは発電効率を考えて全て南向きに20度の傾斜をつけて設置されています。
リアルタイムで現在の発電量を見ることが出来ます。

メガソーラーだけで約2,000世帯分の電気をまかなえるそうです。
しかし、これだけソーラーパネルが並んでいると・・・
『 ソーラ・レイ! ゲル・ドルバ照準で発射! 』

ガノタなら必ずやってしまうことでしょう。(笑)
しかしここで所長さんの説明を聞いてなんだかブルーな気持ちになる私達。
メガソーラーと聞いて期待していた私達が知ったのはあまりにショックな現実。

一番ショックだったのはやはり発電量だと思います。
下に発電方法ごとの発電量を比較しておきます。
メガソーラーたけとよ
1年間の発電量 730万Kw
碧南火力発電所5号機(1基)
8時間の発電量 800万Kw
浜岡原子力発電所5号機(1基)
6時間の発電量 828万Kw
あんな広い敷地に設置したメガソーラーの1年分の発電量を火力発電、原子力発電だとものの数時間で発電してしまいます。
しかもソーラーパネルの耐用年数は20年弱。
火力、原子力の耐用年数は40年と言われています。実際はそれ以上使用出来るようですが。
悲観する私達に所長が言ったのは、
このまま限りある資源を使って電気を作り続けていいのですか?
化石燃料だってウランだっていつか枯渇します。
それら資源を我々の世代で使い切ってしまって次の世代のために残してあげなくていいのですか?
化石燃料も燃料としてだけでなく物を作るための原料として必要です。
胸に刺さる言葉でした。
人口の多いインドや中国に住む人達がみんな日本のような豊かで便利な生活を求めたら資源は加速度的に無くなっていきます。
これからは太陽光、地熱、風力、潮力、バイオマスなどの再生可能エネルギーの割合を少しずつ増やしていくことが必要だと思いました。
とはいえ、中部電力の皆さんはブラックアウトだけは絶対に起こさないよう、常にトラブルに備え確実な電力供給を心がけて働いていてくれるのだと所長さんの熱い話を聞いて改めてわかりました。
所長さんにお礼を言って重い足取りでバスに乗る私達。
最後に重い話を聞いて若干静かになる車内。
バスは出発の地、浅羽町商工会へ向かって走ります。
こうして、2日間にわたる視察研修会が終了しました。
大変勉強になる内容の濃い研修会でした。
1日目に行った園部のハイテクファームも2日目に行ったメガソーラーも現時点では需要に対して心もとない供給量ではあるけれども将来的には絶対に必要になるであろう設備であること。
これがわかっただけでも私にとっては参加して良かった研修会だったと思います。
そして浅羽町商工会青年部の皆さんと磐田市商工会青年部の交流をさらに深めることが出来たのではないかと思います。
研修会を振り返り・・・
結局雨は行きの高速で止んでしまいましたが、
実はそれも雨男の能力の一つで、
雨を自在にあやつり・・・
参りました!byしがない雨男
中遠支部商工会青年部合同視察研修会に行ってきました。
17日(日)
午前8時、浅羽町商工会を出発。
天候は幸か不幸か雨。
雨男ですんません。(笑)
参加人数は事務局を含めて14名。
まず向かった先は、滋賀県長浜市にあります、
長浜浪漫ビール
気がつけばいつのまにか雨は止み、陽が出てきました。(汗)

ここで昼食を食べて、近くの北国街道沿いにあります通称黒壁スクエアを散策します。
この辺りの建物の壁は黒に近い色で統一されており、古い町並みと新しいお店が黒い壁を基調にして違和感なく融合しています。
海洋堂フィギュアミュージアム黒壁で、等身大?ケンシロウと2ショット。

以外と細身でビックリ!(笑)
その後、曳山博物館へ。

ここには実物の曳山が展示されており、その大きさと豪華絢爛さにビックリしました。
さすが豊臣秀吉が統治したまち。
400年前に秀吉の築いた長浜城のお膝元として長く栄えてきたのがよくわかります。
黒壁スクエアを後にした我々が向かったのは、本日の宿『 京都祇園ホテル 』
荷物を置いたらすぐに近くにある清水寺に出発。

ここに来るのは中学校の修学旅行依頼です。
参道のお店は多くの観光客で賑わっていました。
25年ぶりに清水寺の舞台から下を覗き込みますが・・・まったく恐怖感を感じません。
あっれ~? 中学の時はもっと高く感じたけどなぁ・・・

股間がスースー感じるのを楽しみにしていた私はちょっぴりがっかり。
改修工事をしていたので見られない所も多々ありました。
清水寺から八坂神社を経由して歩いてホテルに帰りシャワーを浴び少しゆっくりしたら夕飯を食べに出発です。
祇園四条通りを西に向かい鴨川を渡ると、
京都の夏の風物詩『 納涼 床 』が見えてきました。

鴨川沿いに川床を作り、そこで涼みながら食事が出来る京都鴨川の名物です。
その中の一店『 先斗町 いづもや 』にて懐石料理を楽しみます。

雨が降ってたら室内で夕飯だったと思うと・・・雨じゃなくて・・よ・よかった・・です・・(悔)
そこで約2時間、京都の料理と風情を楽しんだ後は自由行動です。
京都の街をぶらぶら歩いてお土産を買ったり、ラーメンを食べたり、路地マニアに付き合って路地めぐりをしたり(笑)して午後10時45分にホテルに着。


疲れていたのか午後11時には就寝。
18日(月)
朝8時ホテル出発。
9時、農事組合法人ハイテクファームに到着。

園部町にありますここは、ナトリウムランプを使い、日照時間や天候に左右されず、周年、サラダ菜、レタス等の葉菜類およびハーブ、草花の苗等を工業的に計画生産できる完全制御型植物工場です。
農業を工業的考えに置き換えて栽培収穫をしようというその試みは非常に楽しみでした。

が、私達の想像していたのはメリットだけで、実はデメリットもある事を知りました。
◎天候に左右されないので一年を通して安定した生産量で、サラダ菜だったら1日に約1,000株が収穫出来る。
(一年を通して出荷価格が一定)
◎ほぼ無菌状態で栽培する野菜(葉物)は、害虫が存在しないため農薬を使用する必要がなく、開封して水洗い無しに食用出来るほど清潔な野菜。
(水洗いによって旨みが逃げるのを防ぐ、水洗い→乾燥の工程がいらない)
△出荷価格が一定であるため、路地栽培の収穫が多い年は価格が高くなる。
(相場が下がるため)
△18年前の設備なので電気代などのコストが高い。
(現在はもう少し省エネ型の植物工場があるとのこと)

発芽したばかりのサラダ菜

収穫間近のサラダ菜
まだまだ可能性を秘めた植物工場。
将来私達の生活になくてはならない存在になるのかもしれません。
ハイテクファームを後にした私達が次に向かった先は、
大阪府にあります、サントリー山崎蒸留所

見学時間は予約制で、時間ギリギリに到着。
急いで準備してバスを降ります。
先ほどまでとはうって変わって足取り軽く入場する一同。(笑)

かくいう私もウイスキーがダイスキーなのでわくわくしながら入場します。

場内には所狭しとさまざまなウイスキーが陳列されています。

午前11時、蒸留所見学ツアーに出発。

※写真はOK、動画での撮影はNGだそうです。
場内ではガイドのお姉さんが先導して説明してくれます。


仕込み・発酵室
むちゃくちゃ暑い蒸留室(汗)



さまざまな形をした蒸留釜(ポットスチル)
胴体の部分に浮き輪のような形をした蒸留釜で蒸留すると、胴体の部分で蒸気が長い時間対流して複雑にぶつかり合うので柔らかい味のウイスキーが出来るそう。
反対に胴体の部分に浮き輪がなく真っ直ぐ上まで抜けるようになった蒸留釜で蒸留すると対流する時間が短いので力強い味のウイスキーが出来るそう。
サントリーの蒸留所はこのように複数の蒸留釜を使用している世界でもユニークな複合蒸留所です。
蒸留して出来た無色透明の原酒がニューポットと言って、モルトウイスキーの赤ちゃんのようなものです。
これを樽に詰めて熟成すると香りと色が付きます。
そして最後は貯蔵庫へ。


ずーっと向こうまで樽、樽、樽。
めっちゃくちゃウイスキーの香り。
この中にいるだけで酔っ払いそう。(汗)

1924年製造の原酒が入った熟成樽。
いったいどんな味がするんだろう?(興奮)
熟成させる樽もいろいろな種類があり、また何度その樽を使ったか?前にどんな種類の酒を熟成させたかによってウイスキーの風味が変化するので、先ほどの蒸留釜の数とブレンド割合、それらと樽の組み合わせの数を考えると・・・気が遠くなります。
ブレンダーは毎日数百種類の原酒をテイスティングして組み合わせ、さらに数年後、数十年後の味を予想出来る感性が必要なまさに匠です。
貯蔵庫を抜けるとついにお待ちかねの試飲タイム!(笑)



シングルモルトウイスキー山崎
シングルモルトウイスキー白州
シングルモルトウイスキー山崎12年
の3種類がテイスティング出来ます。
山崎と白州はハイボール、山崎12年は水割りでの試飲です。
あと全員に山崎の水、おつまみとチョコレートが配られます。
さっそく飲んでみます。
ほぉ~っ! これはこれは!
旨い。実に旨い。
山崎ハイボールは、スタンダードなウイスキーの風味を強くした感じ。
(ボキャブラリー乏しくてすんません)
白州ハイボールは、若い樹の香りとか果実のような香りの味。
あと、なんか甘酒が発酵しているような香りの味もする。
(ボキャブラリー乏しくてすんません)
山崎12年水割りは、角が取れて落ち着いてまろやかな味。
(ボキャブラリー乏しくてすんません)
全部飲んだあとで、好きな飲み方で作ってくれるというのでおかわり。
山崎ストレートと白州ストレートと阿部さんストレート。

山崎はよく飲むウイスキーの味に近いけれど、白州は特徴的な味だなぁ・・・
もちろんどちらも美味しくてみんなで回し飲みしてたら少ししか飲めませんでした。
時間になり『 ここは入れ替え制になっていまして・・・ 』とお姉さんに言われ、酔っ払う暇もなく(笑)テイスティングカウンターを後にする我々。
お土産カウンターではここでしか買えない物がたくさんあり、どれを買おうか迷ってしまいます。
酔わせた後でお土産カウンターとは・・・うまく考えておるわい。(笑)
自分へのご褒美(笑)を購入したら次の目的地へとバスは向かいます。
再び京都に戻り、向かった先は智積院会館一休庵

ここで昼食をいただきます。
広い畳敷きの部屋でいただくご飯は、やはりお寺なだけあって出てくる料理は肉を使っておらず、豆腐や大豆、こんにゃくを使った精進料理です。

肉を使っていなくてもボリュームがあってお腹いっぱいになりました。
普段冷たい豆腐は何も付けずに食べる私ですが、手作りのざる豆腐はまったりとしてほんのり甘く、塩をかけていただきましたが大変おいしゅうございました。

昼食を終えた私達が最後に向かったのは、
愛知県知多郡武豊町にあります、中部電力武豊火力発電所内
メガソーラーたけとよ


ここで次世代のエネルギーとしてその一翼を担うであろうソーラー発電について勉強します。


最初にスクリーンでソーラー発電についての説明を受けた後、実物を見るため再びバスに乗ります。

説明してくれるガイドのお姉さんが一緒に乗ってくれて、まるで旅行の最初からバスガイドとしてそこにいたかのような感覚。(笑)
バスガイド無しの旅行だったので、車内はまさに男の城。
かわいいお姉さん一人増えるだけでなぜかみんな少し照れくさそう。(笑)
こんなタバコ臭い所でごめんね・・・となぜか申し訳なく思う嫌煙家の私。(笑)
敷地内にある高さ200mの煙突。

下から見上げると東京スカイツリーを想像出来るそうです。
ただし3倍でイメージして下さいと。(笑)
広大な敷地に設置されたメガソーラーたけとよ。

縦1.3m×横1mの太陽光パネルが14万㎡の敷地に3万9千枚設置されています。
パネルは発電効率を考えて全て南向きに20度の傾斜をつけて設置されています。
リアルタイムで現在の発電量を見ることが出来ます。

メガソーラーだけで約2,000世帯分の電気をまかなえるそうです。
しかし、これだけソーラーパネルが並んでいると・・・
『 ソーラ・レイ! ゲル・ドルバ照準で発射! 』

ガノタなら必ずやってしまうことでしょう。(笑)
しかしここで所長さんの説明を聞いてなんだかブルーな気持ちになる私達。
メガソーラーと聞いて期待していた私達が知ったのはあまりにショックな現実。

一番ショックだったのはやはり発電量だと思います。
下に発電方法ごとの発電量を比較しておきます。
メガソーラーたけとよ
1年間の発電量 730万Kw
碧南火力発電所5号機(1基)
8時間の発電量 800万Kw
浜岡原子力発電所5号機(1基)
6時間の発電量 828万Kw
あんな広い敷地に設置したメガソーラーの1年分の発電量を火力発電、原子力発電だとものの数時間で発電してしまいます。
しかもソーラーパネルの耐用年数は20年弱。
火力、原子力の耐用年数は40年と言われています。実際はそれ以上使用出来るようですが。
悲観する私達に所長が言ったのは、
このまま限りある資源を使って電気を作り続けていいのですか?
化石燃料だってウランだっていつか枯渇します。
それら資源を我々の世代で使い切ってしまって次の世代のために残してあげなくていいのですか?
化石燃料も燃料としてだけでなく物を作るための原料として必要です。
胸に刺さる言葉でした。
人口の多いインドや中国に住む人達がみんな日本のような豊かで便利な生活を求めたら資源は加速度的に無くなっていきます。
これからは太陽光、地熱、風力、潮力、バイオマスなどの再生可能エネルギーの割合を少しずつ増やしていくことが必要だと思いました。
とはいえ、中部電力の皆さんはブラックアウトだけは絶対に起こさないよう、常にトラブルに備え確実な電力供給を心がけて働いていてくれるのだと所長さんの熱い話を聞いて改めてわかりました。
所長さんにお礼を言って重い足取りでバスに乗る私達。
最後に重い話を聞いて若干静かになる車内。
バスは出発の地、浅羽町商工会へ向かって走ります。
こうして、2日間にわたる視察研修会が終了しました。
大変勉強になる内容の濃い研修会でした。
1日目に行った園部のハイテクファームも2日目に行ったメガソーラーも現時点では需要に対して心もとない供給量ではあるけれども将来的には絶対に必要になるであろう設備であること。
これがわかっただけでも私にとっては参加して良かった研修会だったと思います。
そして浅羽町商工会青年部の皆さんと磐田市商工会青年部の交流をさらに深めることが出来たのではないかと思います。
研修会を振り返り・・・
結局雨は行きの高速で止んでしまいましたが、
実はそれも雨男の能力の一つで、
雨を自在にあやつり・・・
参りました!byしがない雨男
この記事へのコメント
これを見て・・・前回のコメントは「失礼」だった・・・と 反省しております!(か?)
しっかり「研修」していましたね!
で・・・「ソーラー発電」について・・・もっと効率がいい方法を考えているとは思いますが・・・でも このデータを知ると(設備の大きさを見ると?) 節電の必要性を皆さん感じると おもいますねこひろし!?(くそまじめなコメント書いていると・・・テレてしまうので・・・・か?)
しっかり「研修」していましたね!
で・・・「ソーラー発電」について・・・もっと効率がいい方法を考えているとは思いますが・・・でも このデータを知ると(設備の大きさを見ると?) 節電の必要性を皆さん感じると おもいますねこひろし!?(くそまじめなコメント書いていると・・・テレてしまうので・・・・か?)
Posted by う~ちゃん at 2012年06月21日 10:41
う~ちゃんさんコメントありがとうございます!!
いえいえ、真面目な部分だけを抜粋しただけですよ。(笑)
しかし、ソーラー発電は本当にショックでした。
ここに書いたこと以外にも今まで知らなくて『そうなんだ』と思わされることがたくさんありました。
コンセントに挿せば当たり前のように使える電気。
実はその裏には限りある貴重な資源を使い、多くのCO2を排出し、昼も夜も24時間稼動する発電施設があるからだと知りました。
ここを視察してからありがたく使わせてもらう気持ちになりましたYO!
いえいえ、真面目な部分だけを抜粋しただけですよ。(笑)
しかし、ソーラー発電は本当にショックでした。
ここに書いたこと以外にも今まで知らなくて『そうなんだ』と思わされることがたくさんありました。
コンセントに挿せば当たり前のように使える電気。
実はその裏には限りある貴重な資源を使い、多くのCO2を排出し、昼も夜も24時間稼動する発電施設があるからだと知りました。
ここを視察してからありがたく使わせてもらう気持ちになりましたYO!
Posted by 6代目かとさー
at 2012年06月22日 08:24
