2014年08月09日14:14
2014年富士山リベンジリベンジマッチ
8月4日(月)
大和と一緒に富士山に山歩きに行ってきました。
2011年富士山歩きの模様はこちら。
http://hairsalonk.hamazo.tv/e3156213.html
2012年富士山歩きの模様はこちら。
http://hairsalonk.hamazo.tv/e3754532.html
2013年富士山歩きの模様はこちら。
http://hairsalonk.hamazo.tv/e4674128.html
3年前から毎年歩いている富士山。
過去3回須走口登山道で山頂を目指し、山頂に着いたら火口を一周するお鉢周りを達成したくて毎年挑戦していますが未だに成功出来ていません。(汗)
四度めの正直で今年こそはお鉢周りを達成して富士山歩きを卒業したいと思います。
今年の富士山は私達にどんなドラマを用意してくれたのか?お鉢周りは成功したのか?
それではお手元にハンカチをご用意してご覧下さい。
午後8時36分、大和と二人で自宅出発。
午後11時10分、須走口シャトルバス乗り合い駐車場着。
駐車場には何台も車が駐車してありますが、そのほとんどが御来光目当てで、すでに出発しているのかあまり人の気配は感じられません。
今夜はここで車中泊。
朝イチの五合目行きシャトルバスに乗るため起床予定時間は午前4時。
椅子を倒して寝袋に入って目をつぶりますがなかなか眠れません。
早く寝て睡眠時間を多くとりたいと思えば思うほど余計に眠れなくなる負のスパイラルに突入したようです。(汗)
そうこうしているうちに午前1時頃、山歩き仲間のYさんが到着しました。
お互い少ない睡眠時間での富士山歩きになりそうです。(笑)
予定通り4時起床。
しばらくボーッと外を眺めていると準備を始めるYさんの姿が見えました。
買っておいたサンドイッチを食べながら大和を起こしてぼちぼち準備を始めます。
すでに準備完了してバス乗り場に向かったYさんを追いかけるように私達もバス乗り場へ急ぎます。
バスのチケット販売は4時50分から。その頃になると始発のチケットを買う人で行列が出来ました。
時間通り5時、五合目に向かってバスは出発。
5時30分、須走口五合目到着。
眼下に広がる雲海。
まぁ眼上にも広がってたけどね。(笑)
天気予報が雨だったので一眼レフを持ってこれなかったのを少し悔やむYさん。
15分ほど体操したりウ○コしたりして5時44分、山歩きに出発!
中学に入り毎日2Km以上の道のりを4Kgほどの荷物を背負って歩く大和。
見せてもらおうか!中学2年男子の体力とやらを。(笑)
先を進むYさんとの距離がどんどん広がっていき、ついには見えなくなりました。
『 クックック、いいのかなそんなペースで?須走口ルートをあまり舐めないほうがいいぜ。 』
昨年、一昨年と高山病で苦しんだ俺がほくそえみます。(笑)
俺『 いいか大和、今日は超スローペースでじっくり攻めるぞ。 』
大和『 ゆっくり行くだ? 』
俺『 そうだ。少しでも身体を高度に順応させないとまた高山病になるでな。 』
過去3回の失敗を活かしてなんとしてもお鉢周りを成功させたい俺はいつもよりペースを遅くして歩く作戦で挑みます。
この鳥居をくぐるのも4度目。
樹林帯の切れ目から見える山中湖と山頂。
今年こそやったるで!
まだ体力あるうちに記念撮影。(笑)
息子と富士山を歩けるなんて幸せ・・・
な、俺を置いてどんどん先を歩いていく息子。
は、薄情者!(動悸)
6時51分、新六合目到着。
少し休憩したら出発。
遠くの方で響く大砲の音。
一瞬雷かと思ってびっくりしましたが、東富士演習場で撃つ大砲の音のようです。
7時32分、本六合目到着。
山小屋のご主人と話すYさんの姿が見えました。
俺達と入れ違いで出発するYさん。
『 クックック、いいのかなそんなペースで?須走口ルートをあまり舐めないほうがいいぜ。 』
昨年、一昨年と高山病で心ポッキリ折れた俺がほくそえみます。(笑)
山小屋主人『 は~い、お疲れ様。 』
毎年ここのご主人は来る人達に声を掛けて色々情報を教えてくれます。
山小屋主人『 今日は八合目から上は御来光見えなかったけどここからはよ~く見えたよ。 』
山小屋主人『 今日は普段見えない遠くの山までよく見えるよ。こんなに見えるのは珍しいよ。 』
そんな会話をしていると、
『 この小屋の裏に胎内神社があるんだよ。 』と主人。
私が『 へぇ~、そうなんですか。 』とあまり興味なかったけど(笑)返事をすると・・・
山小屋主人『 この小屋の横から入って行って150mくらい行くと鳥居があるから是非行ってみて下さい。 』と。
え~っ、今日は少しでも体力温存したいのに~!(汗)
心ではそう思ったが言えるわけもなく、『 そうなんですか、じゃあ行かせてもらいます。 』とNOと言えない典型的な日本人の俺。
大和にちょっと待っているよう告げると重い足取りで神社へ向かう。
150mほど行くと鳥居があって、『 なるほどここだな。 』
思ったより近くて良かった(笑)と思っていると目の前には人が入れそうな穴が。
近づいてみると、中からものすごく冷たい冷気が吹いてきます。
そばにいるだけで寒くて穴のなかは氷点下じゃないかと思えるほどでした。
小屋に戻ると主人が『 どうでした? 』と。
俺『 行ってきました。あの穴の中からすごい冷たい風が出てますね。 』
山小屋主人『 冷たいでしょ~。あの穴の中入れるんですよ。ヘッドライト必要ですけどね。 』
無理無理無理!!
あんな暗くて寒い中入ったら絶対凍える。
これ以上話してたら『 今度は穴の中にいってらっしゃい。 』とか言われそうだったのでNOと言えない典型的日本人の俺は大和に『 そ、そろそろ行くか! 』と言って山小屋をあとにしました。
父親を置いてけぼりにしてどんどん進む大和。
は、薄情者~!(息切れ)
どういうわけか今年も昨年同様足が重たくてなかなかエンジンがかかりません。(汗)
気分転換にエネルギー補給。
ミックスフルーツヨーグルトチョコうめぇ~。
8時22分、七合目到着。
ここでYさんと合流。
Yさん『 塩系の物って持ってます? 』
俺『 え~と、そういや持ってないね。 』
Yさん『 これどうぞ。 』
そう言うと梅キャンデーをくれました。(感謝)
甘しょっぱくて最後に出てくる梅の果肉がまたしょっぱくて美味しい。
そういや毎年蒲焼さん太郎とか焼肉さん太郎持ってきてた大和の今年の行動食は?!
か、カロリーメイトだと。
まとも過ぎてなんか寂しいな・・・
俺『 なんだ大和。蒲焼さん太郎持ってくるのやめたのか? 』
大和『 あぁ、アレ。尋常じゃないくらい喉乾くからやめた。 』
今頃気づいたか。(笑)
Yさん『 それじゃあ先に行ってますね。 』
そう言ってYさんは一足先に出発しました。
俺達はここで少し長めの休憩をして身体を高度に慣らします。
七合目で食べる豚キムチチャーハンは最高です!
15分ほど休憩したら出発。
9時16分、本七合目到着。
相変わらず雲と雲の間にいます。
9時55分、八合目到着。
あんなに調子の良かった大和もかなり疲れているようです。
このあたりになると親子二人して歩くペースがぐっと遅くなり始めました。
10時39分、本八合目到着。
入れ違いで出発するYさん。
全然疲れを見せず。
ええぃ!ヤツはニュータイプか!(笑)
チョコレートで糖分補給。
キットカットとおにぎりを食べる大和。
2年前は蒲焼さん太郎とサラミだったのにな。(笑)
俺も大和も頭痛がしていたのでここで鎮痛剤を服用。
11時14分、八合五勺到着。
肉マンが食べたいというので購入。
さ、300円なんだから味わって食べろよ!(汗)
ここで待望の雨。キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
雨具を装着します。
愛しの雨具さん待たせてごめんね。ザックの中は狭かったでしょ。(笑)
風が強く、山頂は雲に隠れて見えません。
この頃になると俺も大和も15m歩いては立ち止まり呼吸を整えるの繰り返しです。
九合目到着。
かなり苦しそうな大和。
しかし小学生の頃のようにふてくされたりはせずなんとか回復しようとがんばっているようです。
うっすら見える山頂。
段差が大きく息が乱れます。
そして見えた山頂の鳥居。
何回見てもこの瞬間は新鮮な感動があります。
そして12時44分、富士山頂到着!
それではお待ちかね山頂からの景色は・・・
白とか灰色が好きな人には最高の景色です!(笑)
昨年ほどではありませんが、結構寒いです。
これで3年連続雨の富士山頂!
まさに雨男冥利につきるというものです。(感涙)
山小屋で冷えた身体を温めます。
大和は豚汁、俺はおしるこを注文。
豚汁800円
おしるこ700円(餅無し)
おしるこめっちゃうめぇ~!!!
ここの山小屋は初めてだけどいつも寄る山小屋のおしるこより断然うまい。
ガッツリ甘くて疲れが吹っ飛びます。
豚汁のお椀を持ってかじかんだ手を温める大和。
薬が効いていないのか、頭痛が酷いようで『 ちょっと横になって寝ていいかね~? 』と。
この瞬間今年のお鉢周りの中止を決定。(汗)
『 そんなに頭痛が酷いならここで高度順応を待つより少しでも早く高度を下げた方が楽になるぞ。 』と告げると、『 そうする。 』と大和。
豚汁を急いで食べ終わり、雨でぐちゃぐちゃに濡れた手袋をはめようとするので、予備で持ってきていたスノーボードの手袋を渡しました。
俺もぐちゃぐちゃに濡れた手袋はめるのは嫌なので、手袋はめずに素手で出発。
13時11分、下山開始。
前回下りで膝が痛くなった大和にトレッキングポールを渡します。
強風と雨で素手だとめっちゃくちゃ冷たい。というか指先が痛い。
しかし15分ほど下るとすでに雨はあがっていました。
ここで偶然下ってきたYさんと合流。
少し一緒に歩きましたが、大和のペースが本調子ではないので先に行ってもらいました。
1時間ほど下ると太陽が顔を出し急激に気温が上がり始めました。
14時58分、七合目到着。
15時10分、砂走り到着。
今年もほとんど貸切り。(笑)
高度を下げてあれほど苦しんだ頭痛が嘘のように楽になった大和も楽しそうに駆け下ります。
15時53分、砂払い五合目到着。
最後の樹林帯。
そして16時20分、須走登山口到着。
今回の所要時間
登り 7時間
下り 3時間9分
登りを超スローペースにしたのにかかる高山病。(泣)
職員?の方にステッカーをいただいたついでに任意の入山料1,000円を払ってきました。
シャトルバス到着を待つ間にしばし休憩。
大和『 売店でお土産買ってきていい? 』
俺『 おぉ、好きなの買ってこい。 』
しばらくして嬉しそうな顔で戻ってきた大和。
大和『 これウマそうだったもんで買ってきた。今から食べていい? 』
お土産ちゃうんかい!
『 うまい!うまい! 』言いながら二つ三つと食べて『 お父さんもウマいで食べてみな。 』と。
食べてみると普通のようかんだけど富士山歩いた後だから余計にウマく感じるわ。
大和に触発されて俺も購入。
味は・・・クセのあるコーラだな。(笑)
シャトルバスが到着したので乗り込もうとすると、『 実はもっとウマそうな物売ってただよね・・・ 』と寂しそうな顔して言うので急いで買ってこさせました。
買ってきたお土産を大事そうに抱えて眠る大和。
時計を見ると行きのシャトルバスから丁度12時間が経過していました。
駐車場で着替えをして銭湯と焼肉屋に寄って家に帰りました。
こうして2014年富士山歩きは無事終了しました。
大和と一緒に富士山を歩くのは幸せな時間でした。
今年も断念したお鉢周りはいつか達成する日が来るでしょう。
その達成の瞬間、一体誰と一緒に喜びを共有しているのか?それとも一人なのか?
今はそんなに焦って達成する事ではないのかもしれないなと思い始めています。
来年からはもっと軽い気持ちで挑戦してみようと思います。
今年も思い出をありがとう富士山!
PS
大和がシャトルバス乗る前に買ったお土産。
開けてみると・・・
なんぞこの安易なネーミング。(笑)
しかし食べてみたらカスタードクリームが入ってて丁度いい大きさで美味しかった。(笑)
あと、最初に言って用意してもらったハンカチ。
えぇ、涙をふくための物ではございません。
まずは床に広げます。
半分に折り三角にします。
上を折ったら・・・
THE富士山
大和と一緒に富士山に山歩きに行ってきました。
2011年富士山歩きの模様はこちら。
http://hairsalonk.hamazo.tv/e3156213.html
2012年富士山歩きの模様はこちら。
http://hairsalonk.hamazo.tv/e3754532.html
2013年富士山歩きの模様はこちら。
http://hairsalonk.hamazo.tv/e4674128.html
3年前から毎年歩いている富士山。
過去3回須走口登山道で山頂を目指し、山頂に着いたら火口を一周するお鉢周りを達成したくて毎年挑戦していますが未だに成功出来ていません。(汗)
四度めの正直で今年こそはお鉢周りを達成して富士山歩きを卒業したいと思います。
今年の富士山は私達にどんなドラマを用意してくれたのか?お鉢周りは成功したのか?
それではお手元にハンカチをご用意してご覧下さい。
午後8時36分、大和と二人で自宅出発。
午後11時10分、須走口シャトルバス乗り合い駐車場着。
駐車場には何台も車が駐車してありますが、そのほとんどが御来光目当てで、すでに出発しているのかあまり人の気配は感じられません。
今夜はここで車中泊。
朝イチの五合目行きシャトルバスに乗るため起床予定時間は午前4時。
椅子を倒して寝袋に入って目をつぶりますがなかなか眠れません。
早く寝て睡眠時間を多くとりたいと思えば思うほど余計に眠れなくなる負のスパイラルに突入したようです。(汗)
そうこうしているうちに午前1時頃、山歩き仲間のYさんが到着しました。
お互い少ない睡眠時間での富士山歩きになりそうです。(笑)
予定通り4時起床。
しばらくボーッと外を眺めていると準備を始めるYさんの姿が見えました。
買っておいたサンドイッチを食べながら大和を起こしてぼちぼち準備を始めます。
すでに準備完了してバス乗り場に向かったYさんを追いかけるように私達もバス乗り場へ急ぎます。
バスのチケット販売は4時50分から。その頃になると始発のチケットを買う人で行列が出来ました。
時間通り5時、五合目に向かってバスは出発。
5時30分、須走口五合目到着。
眼下に広がる雲海。
まぁ眼上にも広がってたけどね。(笑)
天気予報が雨だったので一眼レフを持ってこれなかったのを少し悔やむYさん。
15分ほど体操したりウ○コしたりして5時44分、山歩きに出発!
中学に入り毎日2Km以上の道のりを4Kgほどの荷物を背負って歩く大和。
見せてもらおうか!中学2年男子の体力とやらを。(笑)
先を進むYさんとの距離がどんどん広がっていき、ついには見えなくなりました。
『 クックック、いいのかなそんなペースで?須走口ルートをあまり舐めないほうがいいぜ。 』
昨年、一昨年と高山病で苦しんだ俺がほくそえみます。(笑)
俺『 いいか大和、今日は超スローペースでじっくり攻めるぞ。 』
大和『 ゆっくり行くだ? 』
俺『 そうだ。少しでも身体を高度に順応させないとまた高山病になるでな。 』
過去3回の失敗を活かしてなんとしてもお鉢周りを成功させたい俺はいつもよりペースを遅くして歩く作戦で挑みます。
この鳥居をくぐるのも4度目。
樹林帯の切れ目から見える山中湖と山頂。
今年こそやったるで!
まだ体力あるうちに記念撮影。(笑)
息子と富士山を歩けるなんて幸せ・・・
な、俺を置いてどんどん先を歩いていく息子。
は、薄情者!(動悸)
6時51分、新六合目到着。
少し休憩したら出発。
遠くの方で響く大砲の音。
一瞬雷かと思ってびっくりしましたが、東富士演習場で撃つ大砲の音のようです。
7時32分、本六合目到着。
山小屋のご主人と話すYさんの姿が見えました。
俺達と入れ違いで出発するYさん。
『 クックック、いいのかなそんなペースで?須走口ルートをあまり舐めないほうがいいぜ。 』
昨年、一昨年と高山病で心ポッキリ折れた俺がほくそえみます。(笑)
山小屋主人『 は~い、お疲れ様。 』
毎年ここのご主人は来る人達に声を掛けて色々情報を教えてくれます。
山小屋主人『 今日は八合目から上は御来光見えなかったけどここからはよ~く見えたよ。 』
山小屋主人『 今日は普段見えない遠くの山までよく見えるよ。こんなに見えるのは珍しいよ。 』
そんな会話をしていると、
『 この小屋の裏に胎内神社があるんだよ。 』と主人。
私が『 へぇ~、そうなんですか。 』とあまり興味なかったけど(笑)返事をすると・・・
山小屋主人『 この小屋の横から入って行って150mくらい行くと鳥居があるから是非行ってみて下さい。 』と。
え~っ、今日は少しでも体力温存したいのに~!(汗)
心ではそう思ったが言えるわけもなく、『 そうなんですか、じゃあ行かせてもらいます。 』とNOと言えない典型的な日本人の俺。
大和にちょっと待っているよう告げると重い足取りで神社へ向かう。
150mほど行くと鳥居があって、『 なるほどここだな。 』
思ったより近くて良かった(笑)と思っていると目の前には人が入れそうな穴が。
近づいてみると、中からものすごく冷たい冷気が吹いてきます。
そばにいるだけで寒くて穴のなかは氷点下じゃないかと思えるほどでした。
小屋に戻ると主人が『 どうでした? 』と。
俺『 行ってきました。あの穴の中からすごい冷たい風が出てますね。 』
山小屋主人『 冷たいでしょ~。あの穴の中入れるんですよ。ヘッドライト必要ですけどね。 』
無理無理無理!!
あんな暗くて寒い中入ったら絶対凍える。
これ以上話してたら『 今度は穴の中にいってらっしゃい。 』とか言われそうだったのでNOと言えない典型的日本人の俺は大和に『 そ、そろそろ行くか! 』と言って山小屋をあとにしました。
父親を置いてけぼりにしてどんどん進む大和。
は、薄情者~!(息切れ)
どういうわけか今年も昨年同様足が重たくてなかなかエンジンがかかりません。(汗)
気分転換にエネルギー補給。
ミックスフルーツヨーグルトチョコうめぇ~。
8時22分、七合目到着。
ここでYさんと合流。
Yさん『 塩系の物って持ってます? 』
俺『 え~と、そういや持ってないね。 』
Yさん『 これどうぞ。 』
そう言うと梅キャンデーをくれました。(感謝)
甘しょっぱくて最後に出てくる梅の果肉がまたしょっぱくて美味しい。
そういや毎年蒲焼さん太郎とか焼肉さん太郎持ってきてた大和の今年の行動食は?!
か、カロリーメイトだと。
まとも過ぎてなんか寂しいな・・・
俺『 なんだ大和。蒲焼さん太郎持ってくるのやめたのか? 』
大和『 あぁ、アレ。尋常じゃないくらい喉乾くからやめた。 』
今頃気づいたか。(笑)
Yさん『 それじゃあ先に行ってますね。 』
そう言ってYさんは一足先に出発しました。
俺達はここで少し長めの休憩をして身体を高度に慣らします。
七合目で食べる豚キムチチャーハンは最高です!
15分ほど休憩したら出発。
9時16分、本七合目到着。
相変わらず雲と雲の間にいます。
9時55分、八合目到着。
あんなに調子の良かった大和もかなり疲れているようです。
このあたりになると親子二人して歩くペースがぐっと遅くなり始めました。
10時39分、本八合目到着。
入れ違いで出発するYさん。
全然疲れを見せず。
ええぃ!ヤツはニュータイプか!(笑)
チョコレートで糖分補給。
キットカットとおにぎりを食べる大和。
2年前は蒲焼さん太郎とサラミだったのにな。(笑)
俺も大和も頭痛がしていたのでここで鎮痛剤を服用。
11時14分、八合五勺到着。
肉マンが食べたいというので購入。
さ、300円なんだから味わって食べろよ!(汗)
ここで待望の雨。キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
雨具を装着します。
愛しの雨具さん待たせてごめんね。ザックの中は狭かったでしょ。(笑)
風が強く、山頂は雲に隠れて見えません。
この頃になると俺も大和も15m歩いては立ち止まり呼吸を整えるの繰り返しです。
九合目到着。
かなり苦しそうな大和。
しかし小学生の頃のようにふてくされたりはせずなんとか回復しようとがんばっているようです。
うっすら見える山頂。
段差が大きく息が乱れます。
そして見えた山頂の鳥居。
何回見てもこの瞬間は新鮮な感動があります。
そして12時44分、富士山頂到着!
それではお待ちかね山頂からの景色は・・・
白とか灰色が好きな人には最高の景色です!(笑)
昨年ほどではありませんが、結構寒いです。
これで3年連続雨の富士山頂!
まさに雨男冥利につきるというものです。(感涙)
山小屋で冷えた身体を温めます。
大和は豚汁、俺はおしるこを注文。
豚汁800円
おしるこ700円(餅無し)
おしるこめっちゃうめぇ~!!!
ここの山小屋は初めてだけどいつも寄る山小屋のおしるこより断然うまい。
ガッツリ甘くて疲れが吹っ飛びます。
豚汁のお椀を持ってかじかんだ手を温める大和。
薬が効いていないのか、頭痛が酷いようで『 ちょっと横になって寝ていいかね~? 』と。
この瞬間今年のお鉢周りの中止を決定。(汗)
『 そんなに頭痛が酷いならここで高度順応を待つより少しでも早く高度を下げた方が楽になるぞ。 』と告げると、『 そうする。 』と大和。
豚汁を急いで食べ終わり、雨でぐちゃぐちゃに濡れた手袋をはめようとするので、予備で持ってきていたスノーボードの手袋を渡しました。
俺もぐちゃぐちゃに濡れた手袋はめるのは嫌なので、手袋はめずに素手で出発。
13時11分、下山開始。
前回下りで膝が痛くなった大和にトレッキングポールを渡します。
強風と雨で素手だとめっちゃくちゃ冷たい。というか指先が痛い。
しかし15分ほど下るとすでに雨はあがっていました。
ここで偶然下ってきたYさんと合流。
少し一緒に歩きましたが、大和のペースが本調子ではないので先に行ってもらいました。
1時間ほど下ると太陽が顔を出し急激に気温が上がり始めました。
14時58分、七合目到着。
15時10分、砂走り到着。
今年もほとんど貸切り。(笑)
高度を下げてあれほど苦しんだ頭痛が嘘のように楽になった大和も楽しそうに駆け下ります。
15時53分、砂払い五合目到着。
最後の樹林帯。
そして16時20分、須走登山口到着。
今回の所要時間
登り 7時間
下り 3時間9分
登りを超スローペースにしたのにかかる高山病。(泣)
職員?の方にステッカーをいただいたついでに任意の入山料1,000円を払ってきました。
シャトルバス到着を待つ間にしばし休憩。
大和『 売店でお土産買ってきていい? 』
俺『 おぉ、好きなの買ってこい。 』
しばらくして嬉しそうな顔で戻ってきた大和。
大和『 これウマそうだったもんで買ってきた。今から食べていい? 』
お土産ちゃうんかい!
『 うまい!うまい! 』言いながら二つ三つと食べて『 お父さんもウマいで食べてみな。 』と。
食べてみると普通のようかんだけど富士山歩いた後だから余計にウマく感じるわ。
大和に触発されて俺も購入。
味は・・・クセのあるコーラだな。(笑)
シャトルバスが到着したので乗り込もうとすると、『 実はもっとウマそうな物売ってただよね・・・ 』と寂しそうな顔して言うので急いで買ってこさせました。
買ってきたお土産を大事そうに抱えて眠る大和。
時計を見ると行きのシャトルバスから丁度12時間が経過していました。
駐車場で着替えをして銭湯と焼肉屋に寄って家に帰りました。
こうして2014年富士山歩きは無事終了しました。
大和と一緒に富士山を歩くのは幸せな時間でした。
今年も断念したお鉢周りはいつか達成する日が来るでしょう。
その達成の瞬間、一体誰と一緒に喜びを共有しているのか?それとも一人なのか?
今はそんなに焦って達成する事ではないのかもしれないなと思い始めています。
来年からはもっと軽い気持ちで挑戦してみようと思います。
今年も思い出をありがとう富士山!
PS
大和がシャトルバス乗る前に買ったお土産。
開けてみると・・・
なんぞこの安易なネーミング。(笑)
しかし食べてみたらカスタードクリームが入ってて丁度いい大きさで美味しかった。(笑)
あと、最初に言って用意してもらったハンカチ。
えぇ、涙をふくための物ではございません。
まずは床に広げます。
半分に折り三角にします。
上を折ったら・・・
THE富士山
終劇