読書感想『死は存在しない』

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読了しました。

田坂広志 著『死は存在しない』
最先端量子科学が示す新たな仮説

以前から新聞広告で気になって買おうか迷っていましたが、先月同級生が亡くなったのをきっかけに購入しました。

著者は東京大学卒の原子力工学博士。
永年、科学者と研究者の道を歩んできたがゆえに『死後の世界』は存在しないと考えていたのが自身の人生において数多くの不思議な体験をするたびに脳の錯覚や偶然のせいだと片づけてしまうことに疑問を感じ、そこには科学的な理由があるのではないかと長年の探求と思索の結果たどりついたある仮説。

それが『ゼロ・ポイント・フィールド仮説』

ゼロ・ポイント・フィールド仮説とは、宇宙に普遍的に存在する「量子真空」の中に「ゼロ・ポイント・フィールド」と呼ばれる場があり、この場に、この宇宙のすべての情報が「記録」されているという仮説。
この仮説は以前私が読んだ『自分発振で願いをかなえる方法』にも登場しました。
一見スピリチュアルな内容を想像しますが、やはり量子力学的な見解から書かれた本でした。

確かにもしこの仮説が正しければ『幽霊』や『地縛霊』、『前世の記憶』や『予感、予知』などといった事が一応説明がつきます。

『死後の世界はあるのか?』
『死んだら自我はどうなるのか?』
『自分とは何か?』
これらがゼロ・ポイント・フィールド仮説によりわかりやすく記されています。

私の読後感想としては、エヴァンゲリオンの人類補完計画を思い出しました。
命は生物それぞれで『個』のように見えて(感じて)いるだけで本当はこの宇宙全体で『個』なのだと思いました。
宇宙の始まりから137億年。ようやく『死』というものがどういう事なのか科学的に解明の糸口が見えるようになるかもしれません。



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