読書感想『単独行遭難』

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メルカリで購入して読了しました。

フェイスブックでこの本を紹介されていた方がいらっしゃったので気になって購入しました。

単独行で山に入り遭難した7件の事例を遭難当事者に取材してドキュメント形式で書かれています。

ホッとしたのは、全て生還された方の記憶や記録を頼りに状況が詳しく書かれているという事。
これがお亡くなりになっていたのであれば読んでるこちらも辛くなるし、なにより当然証言は得られず状況から判断した推測内容になってしまいますが、実際に遭難から生還された方の実体験はとてもリアルで読んでいてハラハラします。

中でも日帰り登山の予定が遭難して14日間ぶりに救助された方の体験は壮絶でした。

どの事例でも遭難するきっかけとなる判断があり、自分だったらどうしていただろうと考えさせられます。
ただ、単独行を頭から否定しているのではなく、筆者自身も単独行の魅力はじゅうぶんに理解しつつも単独行におけるリスクの高さを遭難データを元に説明しています。

山で起こる事象の全ては想定内でないといけない。というのを別の本で読んだことがあります。
その本には想定外があるとすればそれは隕石が頭に直撃するというような事くらいだと書かれていました。

まぁ、それは極端な例かもしれませんがリスクを限りなくゼロに近づけるために装備、知識を備えたうえで技量に合った山を体調万全で歩く。もちろん登山届けを提出したうえでというのが登山の基本なんでしょうね。

そう考えるとサンダルで山に行くなんてとんでもないと叱られそうですが、無理せずボチボチやっていきます。(^_^;)


タグ :単独行遭難

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